般若心経復習してみた

今回描いた四臂観音菩薩の絵の周囲に書いてあるチベット語の意味、またお友達のチベット語の先生に教えてもらいました。



(これ見て書いたらもっと正しく書けたのに😅)



般若佛母心咒?


よく分からないので検索してみました。


どうやらこの句の事のようです。


即说咒曰.揭谛揭谛.波罗揭谛.波罗僧揭谛.菩提萨婆诃」


??


教えてくれたお友達に「意味分かる?」って聞いたら、「看不懂(分からない)って。



今度は仏教勉強してるお友達に聞いてみました。


「これは般若心経の最後の文だよ」



おお!般若心経、昔、全部意味調べたはずなのにすっかり忘れていました😅


ちょっと復習です。


般若心経とは仏教で一番有名な経典。お葬式や法要でよく唱えられるお経です。


インドから持ち帰った大般若経を玄奘三蔵が漢語に訳し600巻程にしたためました。

その中の一番短い経典が般若心経。


正式な名前般若波羅蜜多心経



「般若」は、自分の智慧=知恵のこと。
「波羅」は、彼岸(悟りの境地、この世の苦しみから抜けた世界)。
「蜜多」は、至る。
「心経」は、大切な教え、を表します。


つまり、「自分で考えて彼岸(悟りの境地)に至るための大切な教え」を意味しています。


具体的には、観音様とお弟子さんの会話劇です。


観音様とは、厳しい修行によって得た10の自在によって人々を救おうとする方。




般若心経の解釈は検索すると色々出て来ますが、この最後の句


即说咒曰.揭谛揭谛.波罗揭谛.波罗僧揭谛.菩提萨婆诃」


これは仏様との合言葉(咒(呪))という事らしく、時間がない時はこの部分だけ唱えれば智慧を得るための力がある、との事です。


無理矢理訳すと

「往ける者よ、彼岸に往ける者よ、彼岸にまったく往ける者よ、幸あれ」」


だそう。


仏教数年間勉強しているお友達も般若心経はまだ学んでいないそう。



昔ネットで流行ったというロックな言葉で般若心経を紹介する現代語訳。

どこまで合ってるかは分からないけど、簡単に理解できるのでどうぞ😁



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超スゲェ楽になれる方法を知りたいか?


誰でも幸せに生きる方法のヒントだ。もっと力を抜いて楽になるんだ。苦しみも辛さも全てはいい加減な幻さ、安心しろよ。

この世は空しいモンだ、痛みも悲しみも最初から空っぽなのさ。この世は変わり行くモンだ。苦を楽に変える事だって出来る。

汚れることもありゃ背負い込む事だってある。だから抱え込んだモンを捨てちまう事も出来るはずだ。

この世がどれだけいい加減か分ったか?

苦しみとか病とか、そんなモンにこだわるなよ。見えてるものにこだわるな。聞こえるものにしがみつくな。

味や香りなんて人それぞれだろ?何のアテにもなりゃしない。

揺らぐ心にこだわっちゃダメさ。それが『無』ってやつさ。生きてりゃ色々あるさ。辛いモノを見ないようにするのは難しい。でも、そんなもんその場に置いていけよ。

先の事は誰にも見えねぇ。無理して照らそうとしなくていいのさ。見えない事を愉しめばいいだろ。それが生きてる実感ってヤツなんだよ。

正しく生きるのは確かに難しいかもな。でも、明るく生きるのは誰にだって出来るんだよ。

菩薩として生きるコツがあるんだ、苦しんで生きる必要なんてねえよ。愉しんで生きる菩薩になれよ。全く恐れを知らなくなったらロクな事にならねえけどな、適度な恐怖だって生きていくのに役立つモンさ。

勘違いするなよ。非情になれって言ってるんじゃねえ。夢や空想や慈悲の心を忘れるな、それができりゃ涅槃はどこにだってある。

生き方は何も変わらねえ、ただ受け止め方が変わるのさ。心の余裕を持てば誰でもブッダになれるんだぜ。この般若を覚えとけ。短い言葉だ。

意味なんて知らなくていい、細けぇことはいいんだよ。苦しみが小さくなったらそれで上等だろ。

嘘もデタラメも全て認めちまえば苦しみは無くなる、そういうモンなのさ。

今までの前置きは全部忘れても良いぜ。でも、これだけは覚えとけ。

気が向いたら呟いてみろ。心の中で唱えるだけでもいいんだぜ。

いいか、耳かっぽじってよく聞けよ?

『唱えよ、心は消え、魂は静まり、全ては此処にあり、全てを越えたものなり。』
『悟りはその時叶うだろう。全てはこの真言に成就する。』

心配すんな。大丈夫だ。