壁に絵掛け

今日ようやく壁にフック打って絵を3枚描けました。

額装したものは引っ越しの際にほとんどお友達&大家さんにあげたので残ったのは2つだけ。


ひとつはオーストリア滞在時に描いて自分で表装したお釈迦様。



私特に熱心に仏教信仰してる訳ではないですが、この絵には色々思い出があり手放し難いのです。


以前、ある中国画協会に入っていたのですが、中国での展覧会の際知り合った東京の歯医者様が仏像やお釈迦様の絵本を作っておられ、送ってもらった本を読んでから仏教、ちょっとだけ勉強してみました。


その翌年日本での展覧会のために描いた絵がこれ。


20年程前上海から買って帰った表装用裂地を使って掛け軸を作りました。


模様が歪んでる裂地で柄を合わせて切り貼りするのには至難の技でした。



しかーし、表装用でない糊で貼り合わせたため、くるくる巻いたら絵と裏打ち紙が剥がれて真っ青😨


ひどい状態で展示されたのでした😅。



それでもこの絵が気に入っていたので、上海に来て表装屋さんに額装に作り替えてもらいました。


ちなみにこのお釈迦様は、木彫りのお釈迦を参考にして描いたものです。

よくある目が半開きのお釈迦、ちょっと怖いのです。




もう一つの額。紫莉花 (オーキッドツリー)。台湾で街路樹としてよく見かけた花です。

書画教室の先生に落款書いてもらっています。





掛け軸も玄関に一枚。中国の掛け軸はいつもこんな白いシンプルなもの。頼めば違う色の裂地を継ぎ接ぎしたりもしてくれますが、これは工筆画教室で無料で表装してもらったので文句言えません。

きっと白で全部統一する方が仕事楽だし無駄もないからでしょうね。



ちなみに使ったフックはこれ。

掛け軸は2kgまでokというミニフック。

額装2つは6kgまでokの小型フック。


トンカチで簡単に打てて(やっぱり私がやったんじゃないけど)、小さい穴しか開かないので便利です。